
10月20日午前11時ごろ、東京・上野駅前でタクシーが歩道に乗り上げ、歩行者4人が重軽傷を負う事故がありました。
場所はJR上野駅の不忍口近く、中央通りと上野公園通りの交差点。観光客や通勤の人でいつも人通りの多いエリアです。
警察によると、運転していたのは70代の男性ドライバー。
「右から車が近づいてきた気がして、左に寄ったら歩道に乗り上げてしまった」と話しているそうです。
この事故で、60代の女性が両足を骨折する重傷、9歳の女の子を含む3人が軽傷とのこと。
本当に一瞬の判断が、大きな事故につながってしまったようです。
高齢ドライバー問題を改めて考える
最近、高齢者による運転事故のニュースをよく目にします。
ブレーキとアクセルの踏み間違いや、注意力の低下など――。
もちろん年齢だけで一括りにはできないけれど、反射神経や判断力が落ちるのは自然なこと。
それでも仕事として運転を続けざるを得ない人も多いのが現実です。
タクシー業界も人手不足が深刻で、高齢ドライバーの比率が年々増えているそうです。
安全を守りながらどう働き続けられるか、その仕組みを社会全体で考える時期にきているのかもしれません。
「自分も気をつけよう」と思えるニュース
こうした事故のニュースを聞くたびに思うのは、「誰にでも起こり得ること」だということ。
スマホを見ながら歩いていたり、信号を“つい”渡ってしまったり――。
ほんの少しの油断で、被害者にも加害者にもなってしまうかもしれません。
特に上野駅前のような人通りの多い場所では、
**“安全は誰かに任せるものではなく、自分でも守るもの”**という意識が大切だと感じます。
最後に
今回の事故では命が助かったのが幸いでしたが、
大きなけがをした人や、その場に居合わせた人の心の傷は簡単に消えません。
社会が「安全に働ける仕組み」と「安心して歩ける街づくり」の両方を整えていかないと、
同じような悲しいニュースは繰り返されてしまう。
ニュースをただ“知る”だけでなく、
「自分だったらどうする?」と考えるきっかけにしたいと思いました。


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